臨床栄養科

私たち臨床栄養科では、「病院食」「栄養食事相談」「栄養サポートチーム」等により、患者様に寄り添った栄養管理を行っています。また、院内・外に向けた「栄養・健康情報の配信」も行っています。

構成人数

  • 管理栄養士 5名
  • 栄養士 1名
  • 調理師 5名
  • 調理員 6名
  • 17名

・資格一覧

日本糖尿病療養指導士/東京糖尿病療養指導士/病態栄養専門管理栄養士/フードスペシャリスト/NST40時間研修修了/健康運動指導士/第一種衛生管理者/人間ドッグ検診情報管理指導士/JDA-DAT 等

「入院生活の中で楽しみにして頂ける食事提供」を目標とし、日本人の食事摂取基準に基づいた栄養価と病態に合わせた献立作成を行い、彩良く・安全できめ細やかな食事を提供するよう努力しています。
また、直営による給食提供であるからこそ患者様一人ひとりに合わせた個人対応の幅広さ(病態を加味し、嗜好に合わせた食事提供)、特に、揚げ物や麺類は作り立てを即座に提供し病院にいながら自宅食のような食事を味わうことができます。そのため患者様の喫食充足率に伴う満足度も高いです。

  • 経営形態:直営
  • 一日平均提供食数:250食
  • 提供時間:(朝)8:00、(昼)12:00、(夕)18:00

・食事の種類

当院では、患者様の病態・嚥下状態に合うよう様々な種類の食事を用意しています。また、嗜好確認やアレルギーの有無確認、食事の説明、摂取状況の確認のために入院時や食事摂取時にベッドサイドまで伺い、個人に合わせた食事で提供が出来るよう心掛けています。

一般食:常食、軟菜食、五分菜食、キザミ食、ブレンダー食、流動食、嚥下開始食
制限食:エネルギー制限食、塩分制限食、脂質制限食、脂質異常症食、たんぱく質制限食、胃潰瘍食、貧血食、検査食
その他:デザート食、分5食、化療食

・選択食

常食を提供している患者様には、昼食・夕食時選択メニューを選べるようにしています(祝日・日曜は除く)。肉・魚・豆腐料理・麺類等の様々なメニューから2種類提示し、どちらかを選ぶことができ、一口対応等も行っており患者満足度も高いです。

・串刺し・おにぎり食

骨折やその他病気にて身体を動かせない・ベッドアップ困難な患者様には食材を串に刺す、主食を食べやすい大きさのおにぎりにすることで、自身で食べられるよう工夫して提供しています。
(常食・常食一口・軟菜・軟菜一口 軟飯提供の患者様のみ対応)

・行事食

季節に合わせた行事食や、イベント食の提供を各食形態に合わせて行っています。

1月 お正月・七草粥 8月 土用の丑の日
2月 節分の日 9月 敬老の日
3月 ひなまつり 10月 ハロウィン
4月 昭和の日 11月 文化の日
5月 こどもの日 12月 クリスマス  大晦日・年越蕎麦
7月 七夕
  • 1月 お正月

  • 3月 ひなまつり

  • 5月 こどもの日

  • 12月 クリスマス

HACCPに基づいた大量調理施設衛生管理マニュアルに沿って、安全・衛生的に食事が提供できるよう温度管理や記録管理を行い、食中毒予防に努めています。また、ブラストチラー(急速冷却機)や加湿保管庫等を用いて食材の温度管理を行い、患者様のもとに適温料理を提供できるよう温冷配膳車を使用して病棟へ配膳しています。
当院臨床栄養科部では管理栄養士・調理師による衛生チームを作成し、病院独自のマニュアルを作成しており衛生管理を徹底しています。

・誕生日食

療養病棟では、お誕生日月の患者様には、月の終わりにお祝いとして、昼食誕生日食献立、誕生日プレートと誕生日カードをお渡ししています。

医師が栄養相談を必要と判断した場合、その病態に合わせた食事相談を管理栄養士が行います。
当院では、糖尿病・高血圧・心不全・脂質異常症・腎臓病・肝臓病・胆のう炎・術後・がん栄養・高尿酸血症・低栄養・高度肥満症・嚥下障害 等様々な病態へ栄養指導を行っています。

外来:月曜~土曜日 9:00~16:30
入院・糖尿病教育入院:随時
場所:1階 栄養相談室
※ご希望の方は遠慮なく主治医または看護師までお声掛け下さい。

NST(栄養サポートチーム)とは、医師が必要と判断した場合や、他職種によるスクリーニングにより対象として挙がった患者様へ介入し、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・言語聴覚士等の他職種より栄養面からサポートするチームのことを言います。当院では週1回NSTラウンドを行い、患者様の病態を確認しながら個人に合った栄養管理を提案しています。
また、病院全体へ情報共有として、月に1回『NST通信』を配信しています。

POP・栄養科通信

月2回、栄養・健康情報や当院の職員食堂で提供している人気メニューのレシピ等を院内・職員食堂に掲示している他、患者様への外来・入院栄養相談においても説明媒体として使用しています。また、系列のクリニックや介護老人保健施設でも配信しています。

保育食(院内保育)

初期・中期・後期・普通食と保育園児の成長に合わせた食形態を個別にアレルギー対応を行い提供しています。